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共同通信
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1970年代に日本で「ウーマンリブ」と呼ばれる女性解放運動をけん引した鍼灸師の田中美津(たなか・みつ)さんが7日、多臓器不全のため死去した。81歳。東京都出身。告別式は14日午後0時半から東京都多摩市落合1の12の5、京王メモリアル多摩センターで。
60年代にベトナム戦争の反戦運動に参加。男性優位の運動の在り方に違和感を持ち、70年に行われた日本初のウーマンリブのデモの中心を担った。
75年、「第1回世界女性会議」のためメキシコへ渡り、約4年滞在。帰国後、鍼灸師となった。著書に「いのちの女たちへ」「この星は、私の星じゃない」など。