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共同通信
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岐阜県高山市のアパートが焼け、5人が死傷した火災で、現住建造物等放火容疑で逮捕された住人の無職森江琉聖容疑者(23)が事件前、壁や天井をたたくなどしていたことが10日、大家の男性への取材で分かった。捜査関係者によると、他の住人との間で生活音を巡るトラブルがあったといい、県警が詳しい経緯を調べている。県警は同日、森江容疑者を送検した。
大家の男性によると、1階で1人暮らしをしていた森江容疑者が壁や天井をたたき、2階や隣の住人から相談が寄せられていた。容疑者から「死にたい」と伝えられた親族が高山署に相談し、容疑者の部屋の鍵を貸すよう、署員から依頼されたこともあったという。