プレート境界に異常見られず

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共同通信
気象庁

 気象庁は12日、宮崎県で最大震度6弱を記録した8日の地震以降、南海トラフ巨大地震の想定震源域周辺で、巨大地震につながるプレート境界の異常は観測されていないと明らかにした。震度1以上の地震は6弱を含めて12日午後2時までに24回で、活発な状態が続いている。

 気象庁によると、震度6弱の地震の後から、紀伊半島から伊勢湾までの三重県、奈良県では、プレート境界付近で起きるごく小さな「深部低周波地震」が続いている。繰り返し起きている現象で、大きな地震の後に活発になることがあり、異常ではないとしている。