中国「核汚染水」対応を注視

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共同通信
東京電力福島第1原発の敷地内に並ぶ処理水の保管タンク=2月

 【北京共同】中国メディアは14日、岸田文雄首相が9月の自民党総裁選に出馬しない意向を固めたと日本の報道を引用して速報した。国営通信新華社は総裁選出馬に意欲を示す政治家を紹介し、次期首相に高い関心を示した。中国は福島第1原発処理水を「核汚染水」と呼んで岸田政権下で始まった海洋放出を非難しており、SNSには次期首相の対応を注視する投稿が相次いだ。

 岸田氏は昨年11月に米サンフランシスコで中国の習近平国家主席と、今年5月にソウルで李強首相とそれぞれ会談。戦略的互恵関係を推進する方針を確認したが、中国当局による邦人拘束をはじめ多くの課題を抱えながらハイレベルの相互往来は実現していない。