広瀬議員「秘書実態ない」と説明

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共同通信
広瀬めぐみ参院議員

 広瀬めぐみ参院議員(58)=自民離党、岩手選挙区=の公設第2秘書を巡る詐欺事件で、広瀬氏が東京地検特捜部の任意の事情聴取に対し、この秘書に勤務実態がなかったと説明していることが14日、関係者への取材で分かった。特捜部は秘書給与を国から詐取したとして、詐欺容疑で広瀬氏を立件する方向で詰めの捜査を進めている。

 広瀬氏の事務所や参院によると、第2秘書には第1秘書の妻が就き、2022年12月から23年8月まで在籍。第2秘書には月額で30万~40万円台が支払われており、在籍期間中の給与総額は300万円台後半に上るという。

 広瀬氏を巡っては、3月の「週刊新潮」で、第2秘書に勤務実態がないとする疑惑が報じられた。広瀬氏は同月、事務所のホームページで反論。第2秘書は平日には岩手県遠野市で不動産業を営む傍ら、リモートワークで支援者のリスト作成などをする一方、休日は盛岡市内で事務作業や広瀬氏を駅に送迎するなどの業務をし、勤務実態はあったと主張していた。