自民総裁選、来月27日に投開票

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共同通信
首相官邸に入る岸田首相=20日午前

 自民党の総裁選挙管理委員会は20日、岸田文雄首相の後任総裁を選ぶ選挙を「9月12日告示―27日投開票」とする日程を決めた。選挙期間は前回2021年が12日間だったのに対し、15日間へ拡大される。「ポスト岸田」候補は11人が取り沙汰され、推薦人20人の確保に向けた活動を活発化させている。

 選挙期間の拡大は、派閥裏金事件で自民への逆風が吹く中、情報発信の機会を増やし、党の信頼回復を図る狙いがある。

 閣僚では、過去に総裁選への出馬経験がある高市早苗経済安全保障担当相(63)や林芳正官房長官(63)、河野太郎デジタル相(61)のほか、上川陽子外相(71)と斎藤健経済産業相(65)を合わせた計5人が出馬に意欲を示している。

 小林鷹之前経済安保相(49)は19日の記者会見で正式表明。石破茂元幹事長(67)は5度目の出馬へ向け、近く可否を判断する。茂木敏充幹事長(68)や野田聖子元総務相(63)、加藤勝信元官房長官(68)、小泉進次郎元環境相(43)の名前も挙がっている。