辺野古沖の海中にくい下ろす

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共同通信
沖縄県名護市辺野古沖の大浦湾で、海中に金属製のくいを下ろすクレーン船=20日午後2時14分

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、防衛省は20日、大浦湾側の沖合でクレーン船を使い、金属製のくいを海中に下ろした。大浦湾側の本格工事を始めたとみられる。1日から着手する予定だったが、台風3号の接近によりクレーン船を退避させた影響で、延期していた。

 現場海域では午後2時過ぎ、クレーンがくいをつり上げ、海中にゆっくりと下ろしていく様子が確認された。

 辺野古の工事は、埋め立て海域を囲む形でコンクリート製の護岸を整備し、その内側に土砂を投入する。1月に海上ヤードの設置工事に着手し、7月8日には護岸を造成するためのくいの試し打ちをしていた。