能登からサマースクールに招待
ニューヨーク育英学園
ニューヨーク育英学園はこのほど、同校が主催するサマースクール後期に、今年の元旦、大地震に見舞われた石川県能登市の小学生2人を招待した。招待されたのは5年生の大向君と羽村さんで、米国人教師2人とバイリンガルのディレクターが指導する英語習得グループに挑戦した。大向君と羽村さんは他生徒と共にスポーツやアート、フィールドトリップに水遊び、縁日遊びなどを英語で楽しみ、放課後には野球教室にも参加した。また、ホームステイ先の保護者家族と自由の女神を見学したりマンハッタン区内を散策したりした。さらにヤンキースタジアムで野球も観戦し、現地の生活を楽しんだ。
同学園では長年、被災児童の受け入れを続けている。「つらい目に遭った子どもたちが、災害を忘れるくらいびのびとアメリカの夏を楽しんでもらえたら」との学園職員の願いから始まったもので、これまでに2011年の東日本大震災、16年の熊本地震の被災児童を招待してきた。サマースクールを体験した児童からは「将来は世界で活躍したい」との声が上がった。
今回の招待企画はユナイテッド航空、アムネットニューヨーク、IACEトラベル、ニューヨーク日系人会の協力と、go fund meを通じた寄付により実現した。
(情報・写真提供:ニューヨーク育英学園)