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共同通信
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自民党の高市早苗経済安全保障担当相(63)は21日、9月の党総裁選で立候補に必要な推薦人20人の確保にめどが付いたとして来週中に出馬表明する方向で調整に入った。出馬意向を固めた小泉進次郎元環境相(43)は表明時期を調整。石破茂元幹事長(67)は24日午前に地元の鳥取県八頭町の神社境内で出馬会見を開く。上川陽子外相(71)や加藤勝信元官房長官(68)は出馬に向け支援を働きかけた。
総裁選は9月12日告示―27日投開票で実施される。11人が出馬をうかがう混戦模様となっている。高市氏は東京都内で保守系議員と会合を開いた。会合後、山田宏参院議員と石川昭政衆院議員は「ぜひ一緒に戦ってほしいと強い決意をいただいた」と述べ、高市氏が出馬表明することを記者団に明かした。
上川氏は訪問先のインドから帰国し、他の閣僚と総裁選公約の打ち合わせをした。加藤氏は、森山裕総務会長と国会内で会談し、党内情勢について意見交換した。その後、記者団に「立候補へ向け動き出す思いは全く変わっていない。党や政治を変えたい」と述べた。