「アニメ NYC」に10万人の熱気
ガシャポンには人だかり、お目当ては?
◆ 10万枚以上のチケットが売れた「ANIME NYC」
日本のポップカルチャーが一堂に集結するアメリカ最大の祭典「ANIME NYC」が、8月23〜25日にマンハッタン区の「ジェイコブ・ジャビッツ・コンベンション・センター」で行われた。毎年5万人以上が訪れる同イベント、2024年度は約10万人のゲストが訪れ、色とりどりのコスチュームとともに会場を熱気で包み込んだ。
限定ステージに漫画家たちによるトークショー、テーマ別のコスプレミートアップやクリエイターたちによる展示・物販など、今年もさまざまな企画で盛り上がりを見せた「ANIME NYC」。
なかでもやはり「コスプレ」に命をかける来場者の姿は一大イベントとなっており、世界的に有名な『ワンピース』や『ドラゴンボール』から、『七つの大罪』『ポプテピピック』『すーぱーそに子』『キミガシネ-多数決デスゲーム-』と、コアなファンによるコスプレも数多く見られた。
◆ 「ガシャポンがあるなんてすごくうれしい」
また、米国ではあまり見かけない「バンダイ」が手掛けるガシャポンの専用コーナーも設けられた。専用コイン(1回=4ドル)を購入して回すことができるのだが、大量のコインを手に夢中になっていたブルックリン区から来た20代の女性は、「ガシャポンがあるなんてすごくうれしい。何度も回しちゃった。1番欲しかったものがさっきゲットできたので、最高です!」と大満足の様子。
ちなみに、彼女が欲しかったものは、会場内のライブでも大盛り上がりを見せていた女性Vtuberグループ、ホロライブのガシャポン。日本のコンテンツが世界に羽ばたき、それがどんな盛り上がりを見せているのか、「ANIME NYC」はそんな熱狂シーンを目の当たりにできる年に1度のイベントなのだ。次回は2025年8月22〜24日に開催される。
(取材・文・写真/ナガタミユ)