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共同通信
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【モスクワ、キーウ共同】ウクライナ軍の越境攻撃を受けるロシア西部クルスク州のスミルノフ知事代行は28日、クルスク原発が立地する同州クルチャトフ市への立ち入りを近く制限すると発表した。スミルノフ氏は原発の安全は保たれているとしつつ、ウクライナ軍が同市への侵入を試みようとしていることなどを制限の理由に挙げた。
またロシア中部キーロフ州のソコロフ知事は28日、同州コテリニチの石油貯蔵施設に無人機攻撃があったと明らかにした。燃料への引火はなかった。ウクライナメディアによると、ウクライナ国防省当局者はウクライナから1100キロ以上離れたコテリニチへの攻撃を認めた。
ウクライナ軍が、ロシア南部ロストフ州の石油貯蔵施設を無人機で攻撃したことも情報筋への取材で28日に判明した。ロシア軍へのエネルギー供給拠点だとしており、貯蔵施設の一部が燃えた。
一方、ウクライナ政府は28日、東部ドネツク州の村がロシア軍戦闘機による誘導爆弾とみられる攻撃を受けたと明らかにした。民家が破壊され、住人の10代から50代の家族4人が死亡した。同州は激戦地となっている。