
9月2日はレイバー・デー。最近、「ニューヨーカーほどよく仕事をする米国人はいない」と誇れないショッキングな調査結果が明らかになった。ニューヨーク州の勤勉度は全米で最下位から2番目だという。シークレットNYCが28日、伝えた。 調査をまとめたのは金融サイト「Wallethub(ウォレットハブ)」。平均労働時間、就労率、若者の不労時間など10項目を州ごとに分析し、勤勉度のランク付けを行った。それによると、ニューヨーク州は50州中49位だった(最下位はウエストバージニア州)。就労率や休暇の不消化といった仕事に直接関係する項目が足を引っ張った。
1位はノースダコタ州。就労率は98%を上回り全米トップ。平均労働時間は1週間に39.7時間だ。余暇の時間も少なく、33.5%の労働者は休暇を不消化。就労または就学していない若者の数も最も少ない。2位はアラスカ州。平均労働時間は1週間に41.6時間と全米中最長。3位はネブラスカ州。仕事を掛け持ちする労働者が多く、ボランティア活動にも熱心。以下、ワイオミング州、サウスダコタ州と続く。6位がメリーランド州、7位がテキサス州、8位がコロラド州、9位がニューハンプシャー州、 10位がカンザス州でトップ10を形成。トライステートでは、ニュージャージー州が43位、コネティカット州が46位と低迷している。
同様の分析方法を用いた全米の大都市の勤勉度のランク付けもある。1位は首都ワシントンD.C.。2位はテキサス州アービング、3位はワイオミング州シャイアン。以下、バージニア州バージニアビーチ、アラスカ州アンカレッジとなる。ここでもニューヨーク市は99位と低い。ニューヨーク市はキャリアを始めるには最も不適切との分析もある。フランク・シナトラが「ニューヨーク・ニューヨーク」の中で、「この街で成功すれば、どこででも成功する」と声を張り上げるのもむべなるかな、である。
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