
「日本酒と萩焼をニューヨークで広めたい」そんな山口県萩市の思いをテーマに、先日マンハッタン区の和食レストラン「odo」で交流イベント「萩の酒を萩焼で楽しむレセプション」が開催され、ニューヨークの化学反応に期待する萩市、酒蔵、飲食関係者、また萩焼の職人たちも駆け付け、盛り上がりを見せた。

2024年1月にニューヨークタイムズが発表した「2024年に行くべき52カ所」に選ばれたことでも知られる山口県。同ランキングにランクインしたのは萩市に隣接する山口市だったが、「萩市のニューヨーク進出を決めたきっかけの1つでした」と、ニューヨークで萩市のPRを行う村田直之さんは話す。
「米国で萩市に観光誘致するのはかなりのチャレンジですが、萩の文化…特に郷土料理・日本酒・伝統工芸品は自信を持って勝負できると感じています。ニューヨークは世界のリゾート地がこぞってPRにやってくる場所、そこで勝つためには”モノ”が必要だと思っているので、この3つを武器に萩市の魅力を広めていきたいと考えています」

イベントでは、郷土料理の瓦そばや温かい素麺が入った柏椀(かしわん)、紫蘇を使ったいなりずしやおにぎりなどが振る舞われ、自分で選んだ萩焼の「酒器」を片手に、「澄川酒造場」「阿武の鶴酒造」「岡崎酒造場」「岩崎酒造」「八千代酒造」「中村酒造」の6つの酒蔵の日本酒を楽しむという目にも舌にもうれしいものだった。ニューヨークでは気軽に体験できない、酒器×酒のペアリングにも来場者は夢中になっていた。

1日限りの催しだったが、8月28日から1カ月、レストラン「odo」(17W. 20th St.)では萩の食材を使った料理、そして萩の酒を萩焼の酒器で楽しめるので、興味があればぜひのぞいてみてほしい。
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