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共同通信
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台風10号は30日、九州から瀬戸内海付近を東に進んだ。台風の周辺や太平洋側を中心に大雨が続き、記録的な雨量となっている。東海、近畿では31日も線状降水帯が発生する恐れがある。5人の死亡が確認され、100人超がけがをした。新幹線が計画運休するなど交通への影響も広がった。
台風は9月1日にも熱帯低気圧に変わる見通しだが、雨は続くため気象庁は引き続き災害に厳重に警戒するよう呼びかけている。
総務省消防庁や自治体によると、愛知県蒲郡市で家族5人が土砂崩れに巻き込まれ、3人が死亡。徳島県上板町では損壊した住宅の下敷きになり80代男性が死亡した。佐賀県鹿島市で、神社の参道で強風にあおられて転倒したとみられる80代男性の死亡が確認された。
鹿児島市の鹿児島港の海中で29日、男性の遺体が見つかった。30日には福岡県築上町で増水した川を見に行った80代男性が死亡した。台風と関連する可能性があり、2人の死亡の経緯を各自治体が調べる。
30日は東海道、山陽、九州の各新幹線が計画運休した。