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共同通信
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台風10号は1日、紀伊半島沖から東海道沖へ進んでほとんど停滞した。今後、熱帯低気圧に変わる見通しだ。大気の状態が非常に不安定になり、東日本の太平洋側を中心に激しい雨が降っている所があるとして、気象庁は土砂災害や浸水、河川の増水・氾濫に警戒を呼びかけている。
交通機関は1日も乱れが続いた。東海道新幹線は三島―名古屋間が終日運休。東京―三島間は始発から当面見合わせ、名古屋―新大阪間は本数を減らして運行した。
気象庁によると、東日本の太平洋側では、台風本体の雨雲や、太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気の流れ込みにより、雷を伴った激しい雨の降っている所がある。これまでの大雨による地盤の緩みや河川の増水で土砂災害や洪水の危険度が高まっている。
台風10号は1日午前6時現在、東海道沖でほとんど停滞した。中心気圧は998ヘクトパスカルで、最大風速18メートル、最大瞬間風速25メートル。中心の東側220キロ以内と西側165キロ以内が15メートル以上の強風域。