Published by
共同通信
共同通信
熊本県の木村敬知事は5日の定例記者会見で、県立高の入学者選抜要項に記載の文言が障害者差別に当たると外部から抗議を受け、県教育委員会が2025年度分から削除したことに関して「教育を受ける機会を確実に確保していくためには必要な見直しだった」と述べた。
削除されたのは「身体については、修学不可能と認められる者を除くほか、選抜に差等をつける資料としない」との文言。少なくとも1954~24年度分の約70年間、記されていた。
木村知事は、表現に差別的な意図はなかったと県教委から説明を受けたとした上で「誤解を招く表現があるとすれば直してしかるべきだ」と指摘した。