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共同通信
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政府は5日、災害の教訓を伝える施設や防災につながる地域活動の優れた事例を認定する制度「NIPPON防災資産」を新設し、第1弾として19道府県が関係地となっている22件を選んだと発表した。
特に優れた「優良認定」は11件で、5日に東京都内で認定式を行った。このうち新潟県関川村の「えちごせきかわ 大したもん蛇まつり」は地元の大蛇伝説と交え、1967年の水害を伝承するイベントで、中学生全員が開催趣旨を学ぶ点が評価された。
優良認定はほかに、北海道・有珠山の自然や特性について正確な知識を有する人を認定する制度「洞爺湖有珠火山マイスター」、2014年8月の広島市豪雨災害に関する伝承館、四国4県の被災の体験談をまとめた「四国防災八十八話マップ」など。
認定式には松村祥史防災担当相や斉藤鉄夫国土交通相が出席。松村氏は「災害が多いわが国では『自分で自分の命を守る』意識を持つことが極めて重要だ」と強調した。
関川村の加藤弘村長が取材に応じ「子どもたちや村外の人たちの力も借りて、末永く続けていく」と意欲を語った。