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共同通信
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【バンコク共同】タイのペートンタン首相と新閣僚は6日、ワチラロンコン国王の前で就任宣誓し、新政権が発足した。セター前政権から主要閣僚を留任させ、タクシン元首相派「タイ貢献党」主導の連立の大枠を維持したが、親軍派政党の一部を排除して亀裂が入った。王室や国軍と関係が深い保守勢力とタクシン派の対立を懸念する声もある。
下院定数500のうち141議席のタイ貢献党と、保守寄りの「タイの誇り党」や親軍派「タイ団結国家建設党」などが組むほか、野党で反タクシン派として知られた「民主党」も一部を除いて新たに加わった。立場の異なる政党の結集で議席数は計300以上となった。