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共同通信
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自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、二階派の政治資金収支報告書に収支を偽って記載したとして、政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪に問われた元会計責任者永井等被告(70)に、東京地裁は10日、禁錮2年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。求刑は禁錮2年。裏金事件を巡っては国会議員ら計11人が立件された。正式裁判で判決が出るのは初めて。
被告は6月の初公判で起訴内容を認めた。弁護側は私利私欲のためではないなどとして執行猶予付き判決を求めていた。
起訴状によると、2018~22年分の政治団体「志帥会」(二階派)の収支報告書で、収入と支出を実際より計約3億8千万円少なく記入したとしている。
二階派では、二階俊博元幹事長が代表の政治団体「新政経研究会」が派閥から計約3500万円の寄付を受けたのに、これを除外した収入を収支報告書に記入したとして、団体の職員だった二階氏の秘書が今年1月に同法違反罪で罰金100万円などの略式命令を受け、確定している。