NYの公園トイレ、7割が使用できず
安全性や健康で問題あり
ニューヨーク市議会の管理調査部(OID)がこのほど発表した報告書「ネイチャーズコール:ニューヨーク市の公園トイレの評価」によれば、市の公園のトイレの70%近くが使用できない状態にあることが明らかになった。シークレットNYCが5日、伝えた。
OIDは7月9~11日午前8時から午後4時までの3日間かけて、市内51選挙区の公園にある男性・女性用トイレ各1カ所ずつ、計102カ所のトイレの現状を調査。1.トイレが開いているか、閉まっているか、施錠されているか、立ち入りが制限されているか 2.おむつ交換台やトイレットペーパー、ハンドドライヤー、便器、ソープディスペンサー、ゴミ箱の有無と機能性 3.落書きやゴミの有無、清潔度 4.バリアフリーの表記、手すり、車いす用トイレなどのアクセシビリティ 5.鋭利なものやカビ、照明の不具合、つまずく危険性のあるもの、害虫などの危険がないかーなどの基準で評価した。
その結果、3分の2に当たる68カ所のトイレが閉鎖されているか、または健康や安全性に問題があるなど、緊急の注意を要する重大な問題を抱えていた。地元の公園のトイレの改善が必要な場合は、311に電話、またはアダムズ市長にウェブメッセージを送る、市にフィードバックを送るなどの方法で報告できる。
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