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共同通信
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多発する特殊詐欺への警戒を呼びかけようと、警視庁の緒方禎己警視総監が16日、東京ドームで開かれた巨人―中日戦の始球式に登板した。制服姿で大きく振りかぶると球場はどよめきと大歓声に包まれ、力強い一球はホームベース近くでワンバウンド。岸田行倫捕手のミットに収まると、緒方氏はマウンド上で四方に敬礼して拍手に応えていた。
試合前には、警視庁のマスコットキャラクター「ピーポくん」らが、特殊詐欺の被害予防を啓発するパンフレットを来場した親子連れらに配布。グラウンド上でも「特殊詐欺被害急増中」と書かれた横断幕を掲げ、不審な電話やメールがあれば警察や家族に相談するよう訴えた。