知床観光船事故で社長逮捕へ

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共同通信
運航会社の桂田精一社長

 北海道・知床沖で2022年4月、観光船が沈没し20人が死亡、6人が行方不明となった事故で、第1管区海上保安本部(小樽)が業務上過失致死などの疑いで、運航会社の桂田精一社長(61)を逮捕する方針を固めたことが18日、関係者への取材で分かった。同日中に逮捕する。

 運輸安全委員会は昨年9月に公表した報告書で、船首付近のハッチが確実に閉鎖されずに出航し、悪天候でふたが開いて浸水したのが原因だったと指摘している。

 一方、桂田社長は昨年4月、共同通信の取材に、船体の異常は知らなかったと答えたほか、昨年夏ごろには、文書で乗客家族に謝罪した上で「船体点検の責任者は船長」と説明していた。