偽情報や政治二極化に関心
Z世代、大統領選の最重要課題
公共放送WNYCのコミュニティ・パートナーシップ・デスク、ニューヨーク市を拠点とする非営利団体YVoteは、今年の大統領選挙における最も重要な問題について、 市で暮らすZ世代の若者たちにインタビュー。その内容をゴッサミストが16日、伝えた。
1997~2012年に生まれたZ世代は米国政治で勢力を拡大しつつあり、うち約4100万人が今年11月の投票権を有していると推定される。なかには初めて選挙で投票できる年齢に達する約800万人が含まれている。WNYCがインタビューした若き有権者は「偽情報と政治の二極化が主な決め手になる問題だ」と述べた。また、より明確で信頼性の高い情報を強く望んでいるとし、インターネットやソーシャルメディアに誤報や偽情報があふれていると指摘した。今月18歳になるという回答者は「中絶の可否」「気候変動」「銃による暴力」などを最大の争点に挙げていた。
タフツ大学の市民の学習・関与に関する情報研究センター(CIRCLE)の調査によれば、18~34歳の人々にとって「気候変動」と「銃による暴力」が主要な関心事だという。しかしCIRCLEの広報担当は、24年の大統領選挙における若い有権者にとっての最重要課題は「インフレ」「生活費」「賃金」であると主張している。
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