ドイツ右派、再び第1党の勢い

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共同通信
ドイツ東部ブランデンブルク州の州都ポツダムの街頭に掲げられた州議会選のポスター=16日(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】22日行われるドイツ東部ブランデンブルク州議会選で、排外主義を掲げる右派「ドイツのための選択肢(AfD)」が第1党となる勢いだ。ショルツ政権へ不満が高まる中、AfDは1日の東部テューリンゲン州議会選で初めて第1党となった。今回も国政与党が敗北すれば来年9月の連邦議会選に向け大きな痛手となる。

 17日公表の世論調査は、AfDが支持率28%、ショルツ首相の中道左派、社会民主党(SPD)が25%、国政野党の保守、キリスト教民主同盟(CDU)が16%と続く。

 ブランデンブルク州は首都ベルリンを取り囲むように広がり、1990年の東西ドイツ統一後はSPDが州議会選を制してきた。州都ポツダムはショルツ氏の連邦議会選での選挙区でもある。

 2013年設立のAfDはブランデンブルク州やテューリンゲン州など旧東ドイツ地域を地盤とする。難民政策の厳格化や不法移民の強制送還、ウクライナへの武器供与停止の他、気候変動対策への支出削減、欧州連合(EU)への拠出金削減などを訴えている。