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共同通信
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斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題を巡る知事不信任決議が19日可決されたのを受け、県議会各会派は議会解散に向けた準備を本格化させている。斎藤氏は29日までに議会解散か辞職・失職を選ぶ必要があり、県議選か知事選のいずれかが今後行われる。各会派は「解散に大義はない」とけん制しつつ、斎藤氏の決断に備える構えだ。県によると斎藤氏は20日登庁せず、週末の3連休も公務予定はないという。
最大会派自民党は県議選の可能性を念頭に、文書問題への対応をまとめた「県政報告」を作成し会派で共有。関係者によると有権者に発送し、県議会の百条委員会などで斎藤氏にどう対峙したか説明する想定だという。幹部は「知事の選択は読み切れない。両にらみで準備している」と話した。
自民は19日の不信任決議可決前にも会合を開き、次期知事選の候補者について協議。関係者によると県内の元市長など複数の名前が挙がったという。立憲民主党県議らでつくる第4会派「ひょうご県民連合」も昨年の県議選で落選した候補者に声をかけるなど準備を加速している。