Published by
共同通信
共同通信
過去最多の9人の争いとなった自民党総裁選は19日、後半戦に突入した。各候補は決選投票に進む上位2人に食い込もうと、公約に合わせた独自の視察日程を入れるなど発信強化に懸命だ。党員・党友による地方票は今週が投票先を決めるヤマ場になるとみられる。議員票で優位性をアピールし浮動票の取り込みを狙う動きも目立った。
労働市場改革を掲げる小泉進次郎元環境相(43)は19日、東京都渋谷区のリスキリング(学び直し)のための学校を視察した。
小林鷹之前経済安全保障担当相(49)は、都内で中小企業経営者らとの対話集会に出席。河野太郎デジタル相(61)はマイナ保険証普及に向け関係者と意見交換した。
業界団体に所属する職域党員への浸透を図る動きも活発だ。林芳正官房長官(63)は観光業界やバス事業者の団体幹部と個別に面会。加藤勝信元官房長官(68)は医療団体関係者との会合に参加した。
上川陽子外相(71)は犯罪被害者団体と会い、寄り添う姿勢を強調。茂木敏充幹事長(68)は、都内にある先進的な染め物工場を視察した。