首相、能登半島の被災地を視察

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共同通信
石川県輪島市の「朝市通り」を視察する岸田首相(左から2人目)=19日午前(代表撮影)

 岸田文雄首相は19日、能登半島地震で大きな被害が出た石川県を訪問した。大規模火災で大半の建物が焼失した輪島市の「朝市通り」を視察。午後には宅地が液状化した県中部の内灘町の現場を訪れる。被災地入りは7月1日以来、4回目。

 輪島市では、伝統工芸品「輪島塗」の仮設工房で、なりわい再建の進捗状況を確認。その後、1次産業従事者らと車座で意見交換し、首相は「これからは生活再建に力を入れなければならない」と強調した。参加者は、企業が従業員に支払う休業手当などを国が補助する「雇用調整助成金」の特例延長を要望した。

 首相は8月31日の視察を計画していたが、台風10号の接近を受けて延期した。