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共同通信
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【ニューヨーク共同】ニューヨーク市内に大量生息するネズミを減らそうと、市は18~19日、米国とカナダの自治体の専門家や研究者を招いて「ネズミ対策サミット」を開いた。飲食店周辺や地下鉄駅で頻繁に目撃され、路上に死骸があることも多く、保健衛生上の優先課題として「ネズミとの戦争」(アダムズ市長)に本腰を入れている。
アダムズ氏は18日の会合冒頭、目撃するだけでも精神的な打撃が大きいと指摘し「想像以上にわれわれの生活の質に影響を与えている」と対策の必要性を強調した。
駆除業者の推計によると、市内の生息数は2010年に約200万匹だったのが、22年には約300万匹に増えた。
アダムズ氏は昨年4月、年収15万5千ドル(約2200万円)で部署横断的に調整を担う「ネズミ対策官」のポストを新設し、市教育局で害獣駆除に実績のあったコラディ氏を任命した。
市はふた付きのコンテナ容器に廃棄物を入れて回収に出すよう飲食店などに義務付けた。駆除態勢も強化し、約1年間での目撃件数は前年比で6%余り減少したという。