Published by
共同通信
共同通信
米国による水爆実験で被ばくした静岡県焼津市のマグロ漁船「第五福竜丸」の無線長久保山愛吉さん=当時(40)=が亡くなり70年となった23日、同市で集会があり、参加者は「再び被ばく者をつくらないで」と訴えた。
午前9時半、約120人がJR焼津駅前から久保山さんの墓がある寺まで、約2キロを核廃絶を求める横断幕を掲げて行進。久保山さんの墓に花を手向けた。
寺で開かれた集会で、同県磐田市の主婦磯部典子さん(73)は父杉山秀夫さんが広島の原爆で被爆したと語り「人類の幸せのために、核兵器が非人道的兵器であることを訴えよう」と強調した。