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共同通信
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【ニューヨーク共同】国連総会でハイレベルウイークと呼ばれる22日からの週は、岸田首相のほか、ウクライナのゼレンスキー大統領、イスラエルのネタニヤフ首相など紛争当事国トップを含む130人以上の各国首脳らが米ニューヨークに集まる。パレスチナ自治区ガザでの戦闘に抗議するデモも多く、厳戒態勢が敷かれている。
市警によると、ガザでの戦闘が始まった昨年10月7日以来、ニューヨークで開かれた抗議デモは約4千件に上る。各国首脳らの滞在中、さらに増えると見込まれている。
AP通信によると、シークレットサービスが市警や国連側と共に安全対策を担う。それぞれに指揮所を持つほか、国連本部の地下に「ブレーンセンター」と呼ぶ拠点が置かれ、24時間目を光らせる。
ブレーンセンターの壁一面に並んだモニターには、国連本部の敷地に設置された1400台の監視カメラの一部映像が流れる。全て録画しており、即座に検証が可能。各地の検問所を通る関係者は1日当たり約2万2千人とされ、コンピューターがそれぞれの写真や情報をリアルタイムで表示するという。