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共同通信
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1992~93年に自衛隊が初めて国連平和維持活動(PKO)に派遣されたカンボジアでの活動記録の一部が、防衛省内で一時、行方不明になっていたことが分かった。過去、情報公開請求に「不存在」と回答したが、新たな請求を受けて捜したところ統合幕僚監部内で見つかった。対応が不適切だったとして是正措置を取る。複数の関係者が24日、明らかにした。
防衛省・自衛隊では南スーダンPKOやイラク派遣を巡っても部隊の日報隠蔽問題が起き、再発防止を図ってきただけに、ずさんな公文書管理が改めて批判されそうだ。
関係者によると、見つかったのはカンボジアに派遣された陸上自衛隊の活動をまとめた「カンボディアPKO派遣史」の「資料集その2」。派遣史は95年に陸上幕僚監部が作成し、本文と資料集その1、その2で構成する。資料集2は部隊運用の詳細が記載され、部隊派遣に役立てるため2006年に創設された統幕に移管され、残りは陸幕が保管していた。
20年に資料集2の開示請求を受けたが、確認できず「文書不存在」と回答していた。