ペンシルベニア州東部に空飛ぶ蜘蛛 巨大なジョロウグモ、アメリカを北上

 

ペンシルベニア州東部に空飛ぶ蜘蛛
巨大なジョロウグモ、アメリカを北上

pider in its own web in Mito, Ibaraki. photo: Korall
(https://en.wikipedia.org/wiki/Trichonephila_clavata#/media/File:Spider_in_Mito2.JPG)

外来生物・生態系保全研究センターによると、ペンシルベニア州南東部で5日、6匹の巨大なジョロウグモが目撃された。手のひらほどの大きさにまで育つ毒蜘蛛は10年ほど前に米国に上陸したものとみられ、2014年にジョージア州で初めて目撃されて以来、北上を続けている。パッチが17日、伝えた。


ジョロウグモは糸をパラシュートのように使い風に乗って移動するため、まるで飛んでいるように見える。東アジアに生息するこの種はクモ類のタナグモ科に属し、車輪状の巣を編む。9月と10月に大型の巣を張っているのが最も多く目撃され、10月中旬から11月にかけてメスが卵嚢を産み付ける。メスは赤、青、黄色の鮮やかな色をしているため、すぐに発見できる。メスの体長は2.5センチ以上に成長し、脚を広げた時の長さは約10センチにもなる。オスは茶色で体長は6ミリ程度だ。

見かけとは裏腹に大人しく人見知りする性格で、毒蜘蛛とはいっても人間やペットへの危険性はない。もし噛まれたとしても、アレルギー反応を起こさない限り医療処置は必要ないという。駆除したい場合は、Zevo Spider and Wasp spray や Green Light Insecticidal Soap などの殺虫剤が有効。ほうきや熊手、長い棒を使って巣と蜘蛛を移動させる手もある。

 


編集部のつぶやき「どこ見て歩こ?」

見かけたら踏み潰さないといけない「ランタンフライ」に続いて、次は空から飛んでくる蜘蛛!? 歩く時は正面だけでなく、上下にも注意しながら歩かないといけないですね。

 


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