金塊密輸し脱税図った疑い

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共同通信
押収された金塊=26日午前、愛知県常滑市

 台湾から航空機で金塊計6キロ(約5200万円相当)を密輸して消費税など計528万円を脱税しようとしたとして、愛知県警は26日までに関税法違反などの疑いで韓国籍の男2人を逮捕した。6日付。1人が台湾発の機内に金塊を持ち込んで隠し、日本到着後に機体が国内線に切り替わった後、もう1人が搭乗して回収する役割だった。

 県警などによると、逮捕されたのは東京都葛飾区、無職李浚圭容疑者(45)と同足立区、無職成真和容疑者(38)。

 逮捕容疑は共謀して昨年8月25日、李容疑者が金塊を機内に持ち込み、台湾の桃園国際空港を出発、中部空港到着後に座席下に隠し、成容疑者が国内線に切り替わった機体に搭乗して回収することで、消費税などを脱税しようとした疑い。

 名古屋税関によると、日本に到着した機体の中を税関職員が見回りした際に、布のようなものに包まれて座席シートの隙間に隠されている金塊6個を発見した。同税関は今月26日、両容疑者を関税法違反などの疑いで名古屋地検に告発した。