能登豪雨1週間、懸命な捜索続く

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共同通信
不明者の捜索が続く石川県輪島市の塚田川の河口付近=28日午前

 石川県能登地方を襲った記録的豪雨から28日で1週間となった。いまだに安否が分かっていない人たちの捜索現場では消防や警察が活動し、人員を増やして態勢を強化した場所も。不明者の発見に向け、懸命な捜索が続いた。

 輪島市の塚田川流域では、午前6時ごろ捜索を開始。消防によると、これまでで最も多い約530人が投入され、家財道具や安否不明者の身の回りの物が比較的多く見つかっている海岸沿いを重点的に調べた。

 能登町北河内地区でも朝から警察や消防、自衛隊が金属製のスコップや重機で土砂を掘りながら捜索を進めた。

 共同通信の集計で、豪雨による死者は輪島市、珠洲市で計11人。

石川県輪島市門前町地区でボランティア活動をする門前高校の野球部員=28日午前