親族連続死事件の夫婦起訴

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共同通信
東京地検などが入る合同庁舎=2023年7月、東京・霞が関

 東京都台東区の親族連続死事件で、東京地検は27日、姉=当時(41)=に有害物質を摂取させて殺害したとして、殺人罪で無職細谷健一容疑者(43)と妻志保容疑者(38)を起訴した。両被告は次女=同(4)=を殺害した容疑でも逮捕されており、捜査が進められている。

 起訴状によると、両被告は共謀し、2018年2月ごろから同4月ごろまでに健一被告の姉美奈子さんに有害物質「エチレングリコール」を飲食物に混ぜて摂取させ、4月29日ごろ、美奈子さんの自宅でエチレングリコール中毒により殺害したとされる。

 両被告に対しては、東京地検が刑事責任能力を調べるため、裁判所に鑑定留置を請求し認められていた。