外相に岩屋氏起用で調整

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共同通信
岩屋毅氏、御法川信英氏、坂本哲志氏

 自民党の石破茂総裁(67)は、新内閣の外相に岩屋毅元防衛相(67)を充てる調整に入った。入閣方向の御法川信英国対委員長代理(60)を復興相に、党国対委員長には坂本哲志農相(73)を起用する意向だ。関係者が29日明らかにした。総裁選の決選投票で争った高市早苗経済安全保障担当相(63)に固辞された総務会長の人選も急ぐ。

 石破氏は30日に党執行部を発足させる。10月1日召集の臨時国会で岸田文雄首相の後継となる第102代首相に指名され、同日中に組閣する見通し。早期の衆院解散・総選挙を視野に政権人事を組み立てる。

 既に、政権の骨格となる党幹事長に森山裕総務会長(79)を起用する方針を固めており、官房長官は岸田内閣の林芳正官房長官(63)を続投させる。

 菅義偉前首相(75)に副総裁就任を打診する方針だ。菅氏の意向を踏まえ最終判断する。

 内閣では、新たに福岡資麿参院政審会長(51)を入閣させる方向で調整に入った。事務担当の副長官には佐藤文俊元総務事務次官(67)を充てる方向だ。