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共同通信
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【エルサレム共同】イスラエル軍は29日の発表で、親イラン民兵組織ヒズボラの指導者ナスララ師を殺害した27日の空爆について、ナスララ師のほかにヒズボラの幹部ら20人以上の関係者を殺害したと主張した。幹部殺害はヒズボラの指揮系統にさらなる打撃となるとみられる。
イスラエルメディアは29日、同国軍がレバノンに地上侵攻するかどうかまだ決めていないと報じた。本格的な地上戦を行う場合、雨期に入る10月後半か11月上旬までに終えるべきかどうかについて国防当局内で議論があるという。
一方、イスラエル軍は29日、イエメン西部ホデイダ地域などで発電所や港を含む親イラン武装組織フーシ派の軍事関連施設を空爆したと明らかにした。
レバノンへの地上侵攻による交戦激化や、イランや親イラン勢力によるイスラエルへの報復が懸念され、中東情勢は緊張が高まっている。