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共同通信
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パワハラなどの疑惑告発文書問題を巡り兵庫県議会で不信任決議を受けた斎藤元彦知事が30日、地方自治法に基づき自動失職する。50日以内に行われる出直し知事選に出馬する考えを示している。この知事選に同県尼崎市の前市長稲村和美氏(51)が出馬する意向を固めたことが判明。共同通信の取材に本人が認め「県民本位で幅広く皆さんと一緒に挑戦を進めたい」と意欲を示した。
関係者によると稲村氏を支援する政治団体も設立され、10月上旬に本人が出馬表明する見通し。
稲村氏は神戸大大学院を修了後、証券会社勤務を経て2003年の県議選で初当選。10年に当時全国最年少の女性市長として38歳で尼崎市長に初当選した。3期務め、市職員の給与削減などを進めて財政再建に取り組んだ。
稲村氏については、候補者選定を急ぐ最大会派自民党内部でも名前が浮上しているが、慎重論も出ている。本人の出馬意向を踏まえ、今後対応を協議するとみられる。維新の会は独自候補として国会議員の擁立を目指す考え。共産党は無所属で出馬する医師を支援すると表明した。