石破茂氏、第102代首相に選出

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共同通信
左上から右へ石破茂首相、村上誠一郎総務相、牧原秀樹法相、岩屋毅外相、加藤勝信財務相。2段目左から阿部俊子文科相、福岡資麿厚労相、小里泰弘農相、武藤容治経産相、斉藤鉄夫国交相。3段目左から浅尾慶一郎環境相、中谷元防衛相、林芳正官房長官、平将明デジタル相、伊藤忠彦復興相。4段目左から坂井学国家公安委員長、三原じゅん子こども政策相、赤沢亮正経済再生相、城内実経済安保相、伊東良孝地方創生相

 自民党の石破茂総裁(67)は1日、衆参両院本会議の首相指名選挙で第102代首相に選出された。林芳正官房長官(63)が記者会見で閣僚名簿を発表した。皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て自民、公明両党連立による石破内閣が正式に発足する。新内閣は物価高を踏まえた経済対策の策定を急ぐ。首相は1日夜に官邸で記者会見に臨み、9日に衆院を解散、衆院選を15日公示、27日投開票とする日程を表明する。

 首相は4日に衆参両院で所信表明演説を行う。7日から各党代表質問が実施される見通しで9日に党首討論を開く考えだ。衆院選を見据えた与野党論戦が始まる。立憲民主党の野田佳彦代表は「政治への信頼を取り戻す」と強調し、論戦で自民党派閥裏金事件を追及する考えを示した。

 首相は、早期に国民の審判を受けて政権基盤を固める必要があると判断した。

 新内閣では外相に岩屋毅氏(67)、総務相に村上誠一郎氏(72)、経済再生担当相に赤沢亮正氏(63)など総裁選で推薦人となった6人が入閣した。