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共同通信
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【ワシントン共同】米政府は石破茂新内閣で、いずれも過去に防衛相を務め米国との安全保障協力に携わった岩屋毅氏が外相に、中谷元氏が防衛相に起用されたことを歓迎している。「唯一の競争相手」と位置付ける中国をにらんだ戦略上、日本は重要な同盟国。石破茂首相が衆院選で安定した政治基盤を築けるかどうかを注視している。
安全保障担当の首相補佐官となる長島昭久氏も、米政界では知られた存在。このため、石破氏には日米同盟を積極的に強化する意欲があると、好意的に受け止められている。
一方、石破氏が掲げるアジア版の北大西洋条約機構(NATO)創設については「時期尚早」(クリテンブリンク国務次官補)などと懐疑的な意見が大勢だ。
シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)のニコラス・セーチェーニ上級研究員は「安全保障環境が急速に悪化する中、日米がより緊密に連携する以外の選択肢はない」と強調。石破氏は持論に「固執する必要はない」と指摘する。
11月5日には米大統領選が控える。