イスラエル攻撃は「最低限の罰」

10/04/2024

　【テヘラン共同】イランの最高指導者ハメネイ師は4日、首都テヘランのイスラム教シーア派モスクで行われた金曜礼拝で演説した。1日に実施したイスラエルへの直接攻撃を「シオニストの犯罪に対する最低限の罰だ」と述べ、親イラン民兵組織ヒズボラの指導者ナスララ師殺害に対する報復として正当化した。

　「われわれは遅すぎず、早すぎず、論理的に行動する」と強調し、イスラエルをけん制した。演説中、銃をそばに置き、イスラエルと戦争する準備はできているとの意思を示した。各地から集まった大勢の市民が「イスラエルに死を」と叫んだ。イラン指導部は予想されるイスラエルの反撃に備えて、国民の団結を演出した。