対イスラエル、長期抗戦へ

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共同通信
イスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人犠牲者の死を悼む親族ら=6日、ガザ地区南部ハンユニス(ゲッティ=共同)

 パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍と戦闘を続けるイスラム組織ハマスの政治部門幹部2人が6日までに、拠点を置くカタールの首都ドーハで共同通信の取材にそれぞれ応じた。いずれも停戦交渉での譲歩を拒否し、戦闘はゲリラ戦を中心とした「長期消耗戦に入った」と表明、徹底抗戦を続ける構えを示した。

 昨年10月に始まったガザ戦闘は7日で1年。停戦交渉は停滞したまま、イスラエル軍はレバノンへの地上侵攻を開始し、戦火は拡大している。2人は共に「問題の根源はガザにある」とし、「ガザ戦闘の終結なしにほかの戦闘は解決しない」と強調。イスラエルへのガザ停戦圧力を強めるよう国際社会に求めた。

 取材に応じたのはホサム・バドラン氏とバセム・ナイム氏。イスラエル軍の攻撃でガザは甚大な被害を受け、死者は4万1千人を超えたが、それぞれ「後悔はない」「国際社会の反発などイスラエルの方が損失は大きい」と述べた。

 「ハマス壊滅」を掲げるイスラエルのネタニヤフ首相は「ハマスの戦闘部隊の大部分を破壊した」と主張している。