大麻使用者の67%、合法的に購入
200軒の販売所開設ーNY州の報告書
ニューヨーク州で2021年に娯楽用大麻が合法化されて以来、大麻ライセンスプログラムを巡る論争が続いている。州大麻管理局(OCM)は3日、大麻業界における過去3年間の進展を詳細にまとめた「マリファナ規制・課税法(MRTA)実施報告書」を発表。大麻使用者の67%が合法的な販売店から購入していることが分かった。amニューヨークが同日、伝えた。
報告書によれば、同州では成人用大麻のライセンスが1300件以上発行され、200軒以上の小売販売所が開設された。財務面では、最初の合法的な小売薬局が開店して以来、州内の大麻市場は著しい成長を遂げた。報告された月間小売売上高は、23年1月の220万ドルから24年8月のピーク時には9740万ドルに急増、市場開始から24年9月中旬までの総売上高は約6億5000万ドルに達していた。また、成人用ライセンスの54.7%が「社会経済的公平性対象者」に該当する申請者に授与されており、この人口層におけるMRTAの目標である50%を上回っていた。
OCMのトレメイン・ライト委員長は「この実施報告書は、公平性と透明性に対する我々の取り組みを反映している。ニューヨーク州の大麻市場の強固な基盤を築くために、過去3年間で成し遂げた進歩を誇りに思う」と述べた。
編集部のつぶやき
マリファナが合法化される前、ずいぶん昔の話ですが、セントラルパークを散歩していると、通りすがりのお兄ちゃんから「ハッパハッパ」と、マリファナの売り込みをよくされました。もちろん買いませんでしたが、「ハッパ」という隠語がニューヨークの売人の間で広く浸透していたのには驚きました。(苦笑AK)
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