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共同通信
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自民党は9日、衆院が同日解散されるのを踏まえ選挙対策本部会議を党本部で開き、派閥裏金事件に関係した議員らのうち12人を非公認とすると決めた。非公認方針が固まっていた議員6人に加え、新たに旧安倍派の6人の議員らが追加された。森山裕幹事長は会議後、比例代表との重複立候補を認めないとした裏金議員らの代わりに、女性候補を積極的に比例名簿に登載すると強調した。
第1次公認候補として小選挙区265人、比例代表14人の計279人を擁立すると発表した。会議には本部長を務める総裁の石破茂首相が出席した。非公認としても当選すれば衆院選後に追加公認する方針だ。
新たに非公認が決まった6人はいずれも旧安倍派で、党役職停止6カ月の中根一幸、菅家一郎、小田原潔、戒告の細田健一、幹事長注意の越智隆雄、今村洋史各氏。越智氏は既に不出馬意向を表明している。
森山氏は各都道府県連の意向や選挙区事情を考慮したと説明。党幹部は「処分が軽くても当選の可能性が全くない方は非公認とした」と明かした。