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共同通信
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【エルサレム共同】イスラエルのネタニヤフ首相は8日のビデオ声明で、レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの指導者だったナスララ師の後継者を殺害したと表明した。軍が3日の首都ベイルート南部への空爆で標的とした最高幹部サフィエディン師とみられ、軍は同師の「消息を確認中」としている。事実ならナスララ師殺害に続き、ヒズボラへの打撃となる。
ネタニヤフ氏は9日、バイデン米大統領と電話会談した。米メディアによると、8月下旬以来で、弾道ミサイルでイスラエルを報復攻撃したイランへの反撃を話し合ったとみられる。
イスラエル軍はレバノンへの侵攻と同時に、パレスチナ自治区ガザでの戦闘も続けている。ガザ保健当局は9日、昨年10月に戦闘が始まって以降のガザ側の死者が4万2010人になったと発表した。パレスチナ通信は9日、イスラエル軍がガザ北部ジャバリヤにある住民のテントを攻撃し、15人が死亡したと報じた。未明からの死者はガザ全域で60人に上るという。