Published by
共同通信
共同通信
神戸市の70代男性が交流サイト(SNS)を通じ架空の投資を持ちかけられ計約6億6千万円をだまし取られた事件を巡り、被害金の一部を引き出したなどとして、兵庫県警は9日、窃盗や組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)容疑でベトナム人の男2人を逮捕した。
県警によると、2人は出し子役とみられる。犯罪組織が、投資詐欺の被害金を複数の口座に分散させ、資金洗浄しているとみて調べている。
逮捕されたのは神戸市中央区の大学生フン・ミン・フン容疑者(24)と堺市堺区の職業不詳グエン・タイ・バオ容疑者(33)。フン容疑者は9月、氏名不詳者から他人名義のキャッシュカードを譲り受けたとして、県警に犯罪収益移転防止法違反容疑で逮捕されていた。フン容疑者が現金を引き出した別の他人名義の口座を調べたところ、被害金の一部が振り込まれていたことが発覚した。