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共同通信
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毒劇物法で劇物に指定されているメタノールを自宅で妻に飲ませて殺害したとして、殺人罪に問われた製薬大手「第一三共」元社員吉田佳右被告(42)の裁判員裁判の論告求刑公判が11日、東京地裁で開かれ、検察側は懲役18年を求刑した。弁護側は無罪を主張している。
論告で検察側は、妻が嘔吐やベッドから落ちるなどの異常行動を繰り返したのに、被告が救急車を呼ばなかったと指摘。メタノールを扱う機会があった被告が、妻の焼酎パックに混入させ殺害したとし「計画的犯行だ」と非難した。
弁護側は精神的に不安定だった妻が自ら市販のメタノールを摂取した可能性があると訴えている。
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