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共同通信
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「平和の旅へ出かけよう」。日本原水爆被害者団体協議会(被団協)がノーベル平和賞に決まって1日がたった12日、被爆地の関係者らからは午後も歓迎の声が上がった。長崎市では、長崎原爆被災者協議会のメンバーら約10人が、原爆で下半身不随になり反核運動の先駆けとなった故渡辺千恵子さんの墓に手を合わせ、半生を描いた組曲「平和の旅へ」を合唱した。
生前交流があった被爆者長野靖男さん(81)=長崎県時津町=は「千恵子さんの『世界は必ず変わる。未来は明るい』という言葉は見事に証明された」と墓前に報告した。