皆さん、一週間おつかれさまでした。皆さん、Hurricane Miltonの影響は大丈夫だったでしょうか。
日本人の活躍が目覚ましいこの秋ですが、日本被団協のノーベル平和賞受賞も素晴らしいニュースですね。2014年以降“平和指数”が悪化を続け、ウクライナ戦争は長期化し、ガザ紛争も中東全般への拡大懸念が高まるなかで、(核弾頭数に関しては冷戦期に比べて少なくなっているものの)各国の核兵器の近代化とともに、実際の“核の脅威”が高まっています。そのようななかで、1956年設立以来60年近くにわたって被爆者自身が、ご自身の体験をもとに、“核なき世界”にむけた取り組みを続けていることが評価されたのは非常に重要なことだと思います。これを機会に、戦争による唯一の被爆国としての日本は、改めて核兵器の恐ろしさを伝える必要があるように思います。
それにしても、昨晩のDodgers vs. Padresの試合はよかったですね。山本由伸投手とダルビッシュ有投手の両日本人の先発で、非常に引き締まった試合でした。ダルビッシュ投手は第二戦に続く快投でしたし、山本投手は第一戦の悔しさを跳ね返す素晴らしい活躍でした。
この第一戦を、日本にメジャーリーグを放送しているNHKコスモメディアアメリカにて、放送の様子をリアルタイムで取材させていただきましたが、やはり普段こちらのテレビで観るのとは、まるで違う“作品”でした。なんと言っても、NHK専用カメラが4台もあり、大谷選手中心の構成になっていることですね。NHK専用カメラが4台もあります。(ベンチカメラもあり、Dodgersの守備の時には、ポツンと残った大谷選手がずっと見えています。これだけ観られ続けても、これだけ活躍できるのが、さすがスターということでしょうか。普段は、選手はバッターボックスと守備機会の時だけですもんね。)スタッフの方々は、年間試合数162試合を超える200試合近くも放送しており、そりゃ詳しくなりますよね。記事では、大谷とダルビッシュの関係性をとりあげましたが、ダルビッシュが、いかにチーム・リーダーとして、他のスター選手から慕われているかをとりあげた場面もありました。それらの情報を事前に整理し、次の局面を考えながら、“この映像が来たらこれ”と即座に決めていく現場は、非常に刺激的でした。(自社カメラも含めて、20もの映像が常に流れてきているわけですしね。もちろん想定通りに進まず、使えなかった“シナリオ”もあるわけですし。会社の会議のモデレーターにも似ていますね。)メジャーリーグには、ドミニカ共和国やプエルトリコなど海外からの選手が多いですが、それらの国の放送を観ると、また全然違う“試合”になっているのかもしれませんね。
Netflixなどのストリーミングサービスとの競争激化や、YouTube、TikTokといった個人コンテンツの増加によりテレビ離れが叫ばれて久しいなか、大手テレビ局にはやはり”(ストーリーのある)リアルタイム・コンテンツ“が求められており、そのなかでスポーツと政治・経済コンテンツがより重要になってきています。もうすぐ契約が満了するESPN名物アナウンサーのStephen A. Smith氏が、同社の年俸約30億円($18M)オファーを断り、約40億円($25M)で逆提案しているというニュースもありますし、日本のテレビ局においても、今後ますます放送における”現場力“が注目されるようになってくるのではないでしょうか。(ちなみに、アメリカで最も高給取りのFox Newsアンカーは、年俸約70億円($45M)だそうです。。。)
来週月曜は、Columbus Dayでお休みの方も多いと思います。この三連休は、お天気もいいようですし、少し郊外に足を延ばして、Apple PickingやCorn Mazeなどはいかがですか? ハロウィン・イベントもいいですしね。ではよい週末をお過ごしください。
代表 武田 秀俊
今週の1枚
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