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共同通信
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【ワシントン共同】米大統領選が11月5日に迫る中、二つの大型ハリケーンが激戦州を含む広範囲に甚大な被害をもたらし、被災対応が新たな争点に浮上している。15日で投開票日まで3週間。対応が後手に回れば命取りになりかねず、民主党候補ハリス副大統領、共和党候補トランプ前大統領はそれぞれ被災者に指導力をアピールしている。
CNNテレビによると、9月下旬に米南東部を襲ったハリケーン「ヘリーン」は激戦州ジョージアやノースカロライナを含む16州に被害をもたらし、今月9日にはハリケーン「ミルトン」がフロリダに上陸。犠牲者は合計で240人を超え、行方不明者がいる。
トランプ氏は9月30日にジョージアを訪れ、物資搬入や復旧に取り組む姿勢を強調。ハリス氏が選挙資金集めイベントを優先していたと批判し、災害支援金が不法移民のために使われたとする根拠の乏しい主張を繰り返した。
ハリス氏も今月2日にジョージアを訪問し、長期にわたって復興に取り組む決意を強調。12日にはノースカロライナに入り、ボランティアと共に支援物資を準備した。